紙箱とは、紙で作られた箱の総称です

紙箱商品イメージ

紙箱の歴史

日本国内での紙箱の歴史は古く、板紙(厚紙)がなかった時代は、杉などの木で箱を作り、
その表面に和紙を貼って綺麗に装飾し、作られていました。
明治時代になり、黄ボール、チップボールなどの厚紙が普及し始めると、
次第に厚紙に和紙を貼り装飾する製法が普及していきました。
デザインもバリエーションが多くなり、和紙だけでなく洋紙を使ったり、各社オリジナリティ溢れる紙箱を生産していきました。
時は流れ、白色のボール紙(白ボール)が流通し始めると、ボール紙に直接印刷をする製法も普及していきました。
紙箱は、製造の自動化が難しかったため、以前は手作業によりひつつひとつ作られていましたが、
愛星パックでは紙箱製造の自動化に取り組み、高品質な紙箱の量産をしております。

紙箱の形状

多種多様なデザイン、形状が流通している紙箱ですが、おおまかに以下の様な形状で別けられます。

A式紙箱 主に段ボール箱で見られる形状で、通商「みかん箱」と呼ばれる形状の箱です。
箱の上下に蓋になる部分、底を蓋する部分があり、折って蓋をし、テープで留めて「底」と「蓋」にする構造となっています。
安価に制作することが出来、なおかつ丈夫なので、重いものを入れるダンボール箱に利用されます。
B式紙箱 箱の一部が差し込み式になっています。サイドの一辺は糊付けが必要な構造となっており、筒状になりますが組み立てが簡単なため、人気のある形状です。
製造には抜き型を使い、底面の形状が切り込みが入っていて互いに組み込んで組み立てる「アメリカンロック」タイプが有名で、「地獄底」タイプとも呼ばれています。
C式紙箱 蓋と本体、2つに分かれているタイプの箱です。A式箱、B式箱のように折りたたむことが出来ませんが、底が一体型になっているので、構造的に底が抜けることがなく、安心感があります。
上記のタイプに比べれば箱をつ立つ作るわけですので費用はかさみますが、反面強度と高級感があります。
N式紙箱 構造的には1枚の紙で出来ており、蓋が片側の側面にくっついています。
接着剤などで接合する部分がないので、比較的安く製作でき、小型でそれほど重量のない商品を入れる箱に適しています。
組み立てた時の壁面に厚みができるので見た目にも綺麗で人気があります。

紙箱の用途

様々な業種で広く使われている紙箱ですが、紙箱が得意とする業種、逆に紙箱が向かない業種もあります。
たとえば食品を入れる紙箱は、汁気が少ない食品に多く使われます。
皆さんがよく目にする食品の紙箱といえば、屋台のたこ焼きの箱や焼きそば、肉まん・牛まんなどのテイクアウト用の箱でしょうか。
ケーキを入れる箱は化粧箱としても美しいデザインの紙箱が多いですね。
ある程度の熱に強く、安価で製作でき、食品のテイクアウト用としての箱に紙箱は重宝されます。

紙箱のメリット

紙箱のメリットは何と言ってもデザインの多様化に対応できるところでしょう。
商品に合わせて自由にデザインしたデータを印刷することで、様々な化粧箱が完成します。
素材も紙ですので、木材やプラスチックに比べれば、箱の制作費も抑えられます。
他にも、紙は軽量であるため運送が比較的楽にでき、いらなくなった場合は簡単に廃棄できるという利点もあります。
もちろん紙はリサイクルが可能ですので、再生紙を使用した紙箱は、箱としての役目を終えれば、折りたたまれてリサイクルされ、また新たな箱として生まれ変わり、何度でも再生されて使われています。

紙箱の強度

紙箱が意外と丈夫なのをご存知でしょうか?
紙箱は、もとは薄い紙でできていますが、それを折って3次元形状にすることにより強度を出しています。
売り場などでは、商品の入った紙箱が何十段も積み重ねられている光景をよく目にされるかと思いますが、もとはあんなに薄い紙なのに、立体箱形状とすることで、人の背丈ほどに積み上げても潰れないような強度が出せるのです。
もちろん、積み上げても潰れないくらいの強度を出すために、紙箱の折り方は強度を計算した設計となっています。
そんな丈夫な紙箱でも、役目を終えた時は簡単に潰して廃棄することができ、そして再生紙として生まれ変わり、また新たな紙箱として市場で活躍できるのです。

紙箱の製作は愛星パックにお任せください
愛星パックでは、お客様の紙箱に対する様々なご要望にお応えしております

紙箱Q&A

  • Copyrigh(C)2009 Aisei Pack.All rights reserved.
  • ページ上へ